
・工場のデメリットも教えて!
・工場に転職するためのポイントが知りたい!
今回はこんな疑問を解決します。
本記事の内容
- 工場で働くメリット・デメリット
- 工場勤務に向いている人とは?
- 工場に転職するためのポイント3つ
『工場って仕事は単純そうだけど、疲れそうだから実際、働くってなるとな~』ってイメージありませんか?
実は、工場と言っても会社によって様々なので、工場選びを間違わなければ決してそんなことはありません!
今回は、実際に工場で15年働いている私が経験をもとにメリット・デメリットを解説していくよ!
もし、あなたが『工場での働き方を少しでも気になっている』のであれば、この記事が役に立つと思っているので、ぜひ読んでみてください。
そして、記事を読み終えるころには、『工場に対するイメージ』が変わっているかもしれませんよ!
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筆者の工場勤務歴をサクッと解説
ここは飛ばしてもらって全然OKですが、筆者の工場勤務歴を簡単に説明しておきますね!
- 最終学歴:高卒
- 工場勤務歴:15年
- 職種:車関係の製造
- 仕事内容:生産の管理、購買、現場作業を経験
工場でよくあるのが、製造する部品や事務での仕事内容で部署やその中の科で分かれていきます。
私は、15年間を同じ部署で過ごしてきたわけではなく、3部署にわたって生産に関わる仕事をこなしてきたよ!

工場で働くデメリット4つ
まずは工場で働いた時のデメリットをみていこう!
- 仕事にやりがいを感じない
- 現場によっては作業環境が悪い
- 体力勝負な部分がある
- 夜勤や休日出勤も多い

①仕事にやりがいを感じない
1つ目は『仕事にやりがいを感じない』こと。
実際、私の場合、3部署にわたって仕事をしてきて色んな部署の人と関わってきました。
しかし私も含め、『今の仕事が楽しくてやりがいを感じている!一日が充実している!』って人はまずいませんね、、、
特に現場での作業は、毎日同じ作業の繰り返し。
新しい部品の受注があったりすると作業は変わるけど、基本は同じ作業なのでぶっちゃけ飽きてくる。

②体力勝負な部分がある
2つ目は『体力勝負な部分がある』こと。
工場は、基本的に立ちっぱなしでの仕事がほとんど。
バイトをしたことがある人ならイメージがわくと思いますが、コンビニやスーパー、飲食店でのバイトって足が痛くなりますよね?

もちろん仕事を続けていけば慣れてくるけど、立ちっぱなしでの作業を経験したことがない人にとっては、最初の一週間はマジでつらいと思います。
体力的にツラいようであれば、管理する側に就任して現場作業から一歩引くのもアリですよ!
③現場によっては作業環境が悪い
3つ目は『現場によっては作業環境が悪い』こと。
会社によっても変わる部分でもありますが、プレス機周辺の油や騒音、溶接による粉じんなど環境が良いとはいえない。
一日の約半分をその環境下におくことになるので、良い作業環境を選ぶのはとても大事なことですね!

④夜勤や休日出勤も多い
4つ目は『夜勤や休日出勤も多い』こと。
工場は生産する部品によっては昼勤(8時~17時)だけの稼働だと生産が間に合わず、夜勤でも稼働していることが多いですね!
なので、夜に働くことも考えておく必要があります。特に夜の勤務に慣れてないと生活リズムが崩れるので、最初は苦労しますよ。


また、土日が休みの工場は多いですが、平日の生産だけで間に合わない場合、土日の休日でも出勤する可能性もあります。
休日出勤の際は、平日の残業に比べて残業の単価も増える傾向になるので、稼ぎたい人は忙しい工場に勤めるのもアリだよ!
工場で働くメリット5つ
ここからは工場で働いたときのメリットを解説していきますね!
工場で働くメリットはこちらの通り!!
- 頭が悪くてもOK
- 高い給料を得ることも可能
- 単純作業が向いている人にオススメ
- 会社が寮やアパートを用意してくれる
- 多くの資格を取得できるので転職に有利

①頭が悪くてもOK
これは極端にいってしまいましたが、もう少し正確にいうと『学歴はあまり関係ない』です。
というも、工場は体力勝負な部分があるので、学歴はそこまで重要視されていない傾向。
高卒の方や中途の方でも入社しやすいので、工場で働くハードルは高くないですよ!

②高い給料を得ることも可能
こちらはデメリットの4つ目でも出ましたが、工場によっては夜勤や休日出勤があります。
夜勤手当てや休日出勤手当てなどで、基本給以外の部分で多くもらうことができるのが大きいですね!
特に、新卒で働く場合、基本給が低いので自分のお金といっても贅沢はできません。
高校の友達や同世代の人と比較しても高い給料を得られることは大きなメリットにもなります。

③単純作業が向いている人にオススメ
『単純作業』というのは簡単な作業のことではなく、決められた作業をたんたんとこなしていくことです。
作業のやり方や作業のコツなど覚えてしまえば、基本的に誰でもできる作業ですよ!
工場の基本は、この単純作業でモノを作っていくので、飽きやすい性格の人は向かないかもしれません、、、
④会社が寮やアパートを用意してくれる
会社によっては、遠くから働きに来ている人のために寮やアパートを用意している会社も多くありますね!
しかも寮やアパートは、会社の近くに設けているので、通勤時間の短縮や家賃の節約をすることができるのが大きなメリット。
例えば、会社までが遠く、親と同居している場合、家賃の心配はいりませんが『1人の時間が欲しい』と思っている方にはオススメです。
自分でアパートを探して住むより、寮やアパートを利用することで、負担が少ない状態で工場で働くことができますよ!

⑤多くの資格を取得できるので転職に有利
工場で働く5つ目のメリットとして、多くの資格を取ることができますよ!
特に、工場で働くなら以下の3つの資格は持っておいてまず損はないです。
- フォークリフト免許
- 玉掛け資格
- クレーン運転免許
その理由は、ほとんどの工場は作った部品を運ぶための運搬作業が発生するからです。
ですが嬉しいことに、無料or少額で資格を取得できる『資格取得支援制度』を設けている工場も多いので、工場で働きながら資格を取ることができますよ!
『資格』の重要性について説明しておくと、新卒として工場で働く場合、資格がなくても採用される可能性は全然ある。
ですが、中途で工場への転職を考えてる場合、『資格』をもっていることがとても重要になります。

転職における『資格』は最大の武器になる!
履歴書には学歴・職歴の他に免許・資格を記入できる欄がありますよね?
資格というのは、その道のスペシャリストとなる証なので、転職の面接で合格、不合格を判断する材料となるわけです!
そして、一度取得した資格は一生の財産になり、実作業でも通用しますので持っておいて損はありません!
工場で働くのに向いている人とは?
ここからは、上の『工場で働くメリット・デメリット』を踏まえたうえで、どんな人が工場に向いているのかを4つ紹介していきますね!
自分にあてはまるか見ておきましょう!
①黙々と作業するのが好き
仕事中は、自分の与えられた仕事を黙々と作業することがほとんど。
なので、1人で黙々と作業することが苦痛ではなく、『むしろ好き』と思える人が工場で働くのに向いているといえますね!
また、近いものだと『コミュニケーションが苦手』の人もなるべく会話のやり取りはしたくないと思っているので、コミュニケーションが苦手な人も向いていると言えますね。

②同じ作業でも飽きずに続けられる
工場では毎日、同じ部品を作ることもあるので常に同じ作業をすることも普通にあるあるな話。
そのため、同じ作業を飽きないで続けられるかが工場で働くためのポイントでもありますよ!
逆に飽きっぽい人は、同じ作業の繰り返しが苦痛となって向かない可能性が高いですね、、、
③モノづくりや機械が好き
これはホント、人によると思いますが『モノづくりや機械が好き』かでも工場で働くのに向いているかどうか分かりますよ!
例えば、テレビで『なにかの生活用品やお菓子などの製造過程』を紹介している番組があったとします。
その紹介されている製造過程には、
- 商品が出来上がっていく工程
- 製造に使わている機械
などを見て、『ワクワクする!見てて楽しい!』と思えるかだと思ってるよ!

④効率重視の考えをもっている
『効率重視の考え』というのは工場の中で重要ということは覚えておこう!
その理由は、同じ作業・同じモノを作る工場では、常に改善を求められます。
- どうすれば同じ時間の中で生産数を増やせるか
- いつもの作業や工程にムダな部分がないか?
など、会社としても『生産の余力を作りたい、ムダな残業はさせたくない』という考えがあるからです。
そこでいかにムダなく効率良く部品を作れるかという視点が重要になってきますね!

工場に転職するためのポイント3つ
工場に転職する際は、以下のポイントをおさえて工場への就職を決めましょう!
というのも実際働いてみて、想定していた仕事や給料と違うってなると長く働くのが難しいからです。
では早速、紹介していきますね!
1.自分に合った雇用形態を決めておく!
工場に就職する場合、『正社員』『派遣社員』『契約社員』と、いくつかの雇用形態があることを覚えておきましょう!
自分のライフスタイルに合わせた形態を選ぶことが、長く続けるためのポイントだからです。
簡単に各雇用形態の特徴を解説しておきます。自分の働き方にあった形態を決めておくと工場選びがスムーズになりますよ!
概要 | 給与 | |
---|---|---|
正社員 | 正規雇用の労働者のこと | 月給 |
派遣社員 | 人材派遣会社と契約し派遣先で働く労働者のこと | 日給が多い |
契約社員 | 企業と期限付きの雇用契約をした労働者のこと | 月給 or 日給 |
※右にスライドできます

2.会社をしっかりリサーチしておく!
工場で理想の働き方を目指すなら、会社についてのリサーチは必須です!
以下に最低限、確認しておきたい項目を載せておきますので、自分にあった工場選びをしましょう。
- 仕事内容
- 給与
- 休日休暇
- 福利厚生
特に、工場で長く働くなら福利厚生に含まれる『資格取得支援制度』や『研修制度』がある会社はオススメ!
無料 or 少額の費用で自身のスキルアップにもなり一生の財産になるので、利用しない手はないですね!

3.就職・転職エージェントを活用しよう!
時間をかけずに工場を探して、すぐにでも働きたい方は『就職・転職エージェント』を利用するのもオススメだよ!
というのも、工場は業種を問わずかなりの数の工場が存在します。
1社1社、求人情報を自分で調べるのは時間がかかるし、効率が良いとはいえませんね。
そこで登場するのが、『就職・転職エージェント』という存在。
就職・転職エージェントとは?
『転職サイト』は聞いたことがあっても、『就職・転職エージェント』って聞き慣れないという人もいるのでは?
就職・転職エージェントとは?
登録することで、完全無料で転職相談に乗ってくれます。相談だけでなく、給料交渉や面接のセッティングを代行、自分にあった企業の提案など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのこと。
転職サイトは、求人情報を見て良さそうな会社へ応募し、面接の手続きを自分で行う必要があります。
に対し、転職エージェントは、担当アドバイザーが転職者の希望を聞き、応募から面接の手続きをしてくれるのでサポートが充実している。
『工場に興味はあるけど、自分にどんな仕事が合うのか・・・』といったやりたい仕事がパッとしなくても安心!
アドバイザーがプロの意見でしっかり対応してくれるので、『ここの工場なら働けるかも』という気持ちになれます!
最後に:工場で働くメリットは『資格が無料で取得できること!』
今回は、15年間工場で働いてる自分が実際の経験をもとに、工場で働くメリット・デメリットを紹介しました。
工場は、疲れるし単純作業なのでつまらない部分があるのも事実。
ですが、高い給料と無料で資格を取得できるので、自身をスキルアップさせることができますよ!
スキルアップすることで、次のステップへと成長できる場ととらえれば、工場で働くのも悪くないんじゃないでしょうか?
数多くの工場がありますので一度、働いてみて自分に合わなかったら次の工場へ・・・と最終的に自分に合った働き方できる工場を探してみるといいですよ!